2011年12月7日水曜日

おじの言葉

健康に関わる仕事をしていると、こっちは患者さんの体のことを考えて話をしているつもりでも、患者さんにとっては都合が悪かったりして理解していただけないことがあったりします。

明らかに救急に行った方がいい症状でも「これから仕事があるから」などと言われたり。

確かに仕事がなければ、収入がなくなるし、家族を支えなければいけないとなると、そのプレッシャーも大きいと思います。

今回、日本に帰ったとき、石巻で津波から助かったおじが私に一言。

「仕事も大切かもしれないけど、いずれは退職してしまう。残るのは自分自身。自覚症状がないときは自分の体のことをあんまり考えないかもしれないけれど、何よりも健康であることが一番。だから体には十分気をつけてね」と。

さすがにおじから言われると重みを感じました。

仕事がなくなったら、経済的に家族を支えることが大変になるかもしれない。だけど、あなた自身がいなくなってしまったら、家族はもっと悲しむと思うのですが・・・。

生活する上で、色んなバランスを保つのは難しいかもしれない、でも、もっと自分を大切にして欲しい、と思いました。


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