2017年10月10日火曜日

Manuka Honey




Manuka Honey - 体にいいものとは知りつつも、いろんな数字がついていたり、値段もまちまちで一体何が違うのでしょうか?

薬局には、販売している商品メーカーから社員がやってきて、薬局で商品についての講義を行ってくれます。商品についての知識がつくと、販売する側も自信を持って薦めることができるし、購入する側もどんな商品で、他の商品との違いも理解でき、納得して購入できるメリットがあります。このシステムは調剤薬局も同じで、私がLloyds Pharmacyで働いている間も、いろんなメーカーの商品についての講義を受けることがありました。

今回はManuka Honeyについて。
Manuka Honey(マヌーカハニー)はニュージーランド産のTea Treeの花から取れた蜂蜜で、Tea Treeの花が咲く限定した時期に作られるもの。

ニュージーランドからManuka Honeyとして輸出されるときに品質検査が行われます。これをパスしたものが商品として海外に送られます。正式にManuka Honeyとして売られているのを見分けるときにはニュージーランドで瓶詰めされ、そのまま売られていることを確認しましょう。ニュージーランドを出てから詰め替えているものもあるようなのでしっかり確認してください。

表示されている数字についてですが、昔はUMFなどいろんな独自の指標がありましたが、現在の新しい指標はMGO(methylglyoxal)というManuka Honey独自の成分が含まれている濃度で示されています。この成分はManuka Honey特有の抗菌作用を示します。
例えば、天然のmethylglyoxalが1kg中に30mg含まれていたらMGO30、1kg中に400mg以上含まれている商品はMGO400+と示されます。

ではこの数字が高ければ高いほどがいいのか、というとそうではありません。MGO600以上では蜂蜜に含まれている特有の有益な酵素なども壊れてしまいます。なのでMGO600までの商品が天然の蜂蜜として質の高い商品と考えられます。

蜂蜜を使うとき、この酵素などのことも考慮すると、ハチミツレモンを作るときも熱湯は使わず、少し冷めてから使用するほうがいいかもしれませんね。

冬ののどのイガイガに使用するときはMGO100以上がいいでしょう、また、のどの痛みまで出てきてしまったら、MGO400以上がいいでしょう、とのお話でした。

そのほかやけどやひび割れなど皮膚に塗布して活用もできるとのこと。

値段が高いものなので、きちんと確認して購入したいものですよね。使う時もティースプーン半分くらいで十分なのだそうです。

これから冬の季節、おうちにあると便利な一品です。

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