2019年11月4日月曜日
ボーダーラインに気をつけて
土曜日の天気とはうって変わって、日曜日は穏やかな天気になったロンドンの週末。
同僚が結婚を控えているので、薬局のみんなでのHen Partyをしようということになり、日曜日は、Meditationで彼女の幸せを祈り、ハリーポッター撮影ゆかりのロンドンのロケ地を訪れるというとっても魔女な1日を送りました。
前回も魔女についてお話しましたが、興味のある方はこちらのブログから↓
https://hirokohomeopathy.blogspot.com/2019/10/blog-post_29.html
ロンドンも通りを一つ入ると、いろんな古い建物がそのまま残されていて、不思議な雰囲気の場所がいっぱい!こういうツアーにまた参加してみたいと思いました。
写真にあるマーケットも多くの観光客が写真を取りに来ていました。知っている人は知っているんですね。
薬局では、最近は冬にかけていろんな問い合わせが増えてきて忙しくなってきました。
私の勤めるホメオパシー薬局では、急性の症状については、お店でお客さんの相談に乗ってレメディを勧め、調剤しています。電話でも、注文を受けるほか、お客さんの急性の症状については相談に乗ってレメディをオススメすることも行なっています。
毎回電話で話をしていると、「いろんな人がいるのだなー」と改めて思います。
こんなことがありました・・・。
「お友達のことで相談したいんだけど」というケース。
これは本人や家族でないから少しややこしくなるので、レメディの選択や対応も難しい・・・。
「お友達がKidney Infection(腎臓の感染症)なんだけど、そういう時にはこの◯◯っていうレメディでいいのよね?」という問い合わせ。私はお友達はすでに医師に診てもらって薬を処方してもらっているのか確認、また尿路感染症でなく腎臓の感染症であることも再確認しました。
尿路感染症ならまだしも、腎臓の感染症は重篤になることもあり得るので、医師の指示通り抗生物質を飲んだ上で、Probioticsとレメディを飲むことを勧めたら、「あんたホメオパスなのに抗生物質を勧めるのかい?」と怒り気味。でも、症状の具合も詳しくわからず、おまけに友達の症状もよくわからないのに適当なことを言えない、と話したら「わかったわ」と納得したようで電話を切りました。友人を思う気持ちは理解できるけれど、本人が電話してくる方が一番対応しやすいケース。
そのほかにはこんなケースも。
「娘が歯医者から帰ってきたんだけど、顔がパンパンに腫れていて。どんなレメディを取ったらいいの?」という問い合わせ。
歯医者に電話したかどうか聞いたら、
「電話したけど、折り返しの電話を待っているの」
との返事。
「でもこっちに電話かけてきたら繋がらないじゃない・・・。」
と思いつつも、
「すぐ救急に行ってください!もし手持ちに◯◯というレメディがあるなら診てもらうまでにそれを30分おきに取ってください」
とアドバイスしました。
それでもお母さん、「もう一つ質問があるんだけど」とすぐに電話を切らない・・・。「娘さんのために病院行ってー」と心の中で思いつつ、お母さんの質問にも早急に答えて対処して・・・。
ホメオパシーのこれらの問い合わせで気をつけないといけないのは、重篤度とすでに医師の介入があるかどうか必ず確認すること。レメディで対応できるのか、重篤なのか?救急に行ったほうがいいのか?そのボーダーラインを見極めるのが大切になってきます。
日本のように、すぐに医療機関で医師に診てもらえるシステムではないだけに、患者さんもお家でどうにかできることがないかと考える傾向にあり、対応も慎重になります。
毎年これからの季節、気をつけなくては!
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