2018年9月23日日曜日
たまごさんと会って・・・
ロンドンはすっかり秋らしくなってきました。どんどん日も短くなってきています。
写真はFindhornでの一枚。天気が良かった頃が懐かしい・・・。
こうやってブログを書いていると、読者の方からメールをいただくことがあります。
講座や薬局で「ブログ読んでます!」なんていわれるとうれしいやら恥ずかしいやらで、シャイな私は「ありがとうございます」というのがやっと。。。でも、いろんな方に読んでいただけてとてもうれしいです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
この夏、そのメールがきっかけで、薬学生の方とお会いしました。ロンドンに来る機会があるので、ということで短い時間でしたがお話しすることが出来ました。
今の薬科大学の現状や将来のことなど、昔のいろんなことがお話しているとよみがえってきました。
でも、25年前学生だったときと変わらないこと。
「薬剤師の職能を活かせるのってどういうこと?医師の書いた処方箋の通りに調剤する調剤ロボットではつまらない」と思っていたこと。
薬剤師になってみて、働いてみて、多くの人が疑問に思うところでないのかな?と思います。それが未だに変わっていないみたいだったこと。
だから、若い薬剤師さんは、イギリスのように処方薬剤師など職能を発揮できるようシステムが構築されている海外に目が向くのだろうな、と思いました。
私の同僚や同級生で今も職種はどうであれ、薬剤師の資格を活かして働いているのは60%くらいかな、と思います。薬剤師は女性が多いけれど、男性のほうが続けている率はもちろん高いです。経済的な理由以外で、もっとモチベーションの上がる職種じゃないと、結婚して、出産して戻りたい、と思う何かが足りてないのかな、と思ったりもするところ・・・。
ドラッグストアといいながら、カップラーメンなどを安売りしているのではなく、日本ももっといろんな特徴の出せる薬局が出てきたらいいのにな、って思います。
イギリスではまず風邪を引いたり、お腹を壊したりしたら、GPにかかるまでに時間がかかるため、薬局がそこで大きな役割を果たしています。薬局によっていろんな品揃えや特徴があってフラッと覗くのも面白いです。
日本でも、もっと地域の人が薬局に足を運んで薬剤師の職能を発揮できるような環境が出来ていくといいのにな、と思ったり。
例えば・・・、薬局のコンサルテーションルームを借りて、ホメオパシーのコンサルテーションを行っているプラクテショナーもいます。違う職種が関わると、それだけいろんな層のお客さんが出入りするようになるので、薬局にもセラピストにもメリットになるのでしょう。
また、私の勤めているホメオパシー薬局では、サプリメントなどもメーカーの方針や、素材に対してOrganicやFair tradeなど、またチャリティーやハーブを育てる労働環境に気をつけて、どのくらいこだわって商品を作っているのかなどの背景も踏まえて決めています。商品は注意深く選んでいるため、お客さんは「ここにきたら、安心して買える」といって来られる方も多いです。
いろいろと策はあるはずだけど・・・。
何だか、考えさせられました。
たまごさんの夢が現実となるよう、心より応援しています。
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