2018年11月23日金曜日
日本の薬剤師の方々とお会いして・・・
ロンドンは今週に入って一段と寒くなってきました。残念ながら雨でのスタート・・・。
でも天気とは裏腹に、街ではすでにクリスマスの飾りつけがあちこちに出てきて華やかです。写真は通りすがりに見かけたデコレーション。夜になるときれいなんだろうな。。。
今週は、今年も日本から視察にいらした薬剤師、薬局経営者、卸の方々と交流する機会をいただきました。日本を離れて随分経つ今、日本の薬局などの状況について知るのに私も大変勉強になります。
毎年少しずつスケジュールが変わっています。昨年はホメオパシー薬局見学に同行しました。昨年の状況はこちらのブログから↓
https://hirokohomeopathy.blogspot.com/2017/09/blog-post.html
今回私は医師受診までに時間がかかるイギリスでの薬剤師の役割の大切さ、また私はホメオパシーを行っているのでセルフケアとホメオパシーについてお話をさせていただきました。
日本にもホメオパスが沢山いるという話はあるのに、薬局の方々にとっては未だ未知の世界。イギリスもそうだと思うのですが、同じヘルスケアという分野で働きながら、職種同士のつながりが薄いことを改めて感じました。それは健康に対する考え方の違いもあるのだと思いますが、連携できるようになると、お互いの特色を発揮できる、様々な可能性の詰まった場所になるのではないかと私は勝手に思っています。
薬局においてある商品の選び方にも違いがあると思います。昨年のブログにも書いたのですが、イギリスはどこの薬局でも「Arnica」というあざなどに使うレメディや「Rescue Remedy」というフラワーエッセンスは見つかります。しかし、日本では薬局ではなく「知る人ぞ知る」限られたところで売られているのが現状。日本ももっと広い顧客ニーズにあった商品を置くような薬局が増えてもいいのになー、と思います。安売りのカップラーメンを売っている場合ではないです!
日本では漢方薬が保険薬剤から削除されることが検討されているのだそう。今年の4月、イギリスでホメオパシーが国民保険対象外になったことと重なるなー、と思いながら話を聞いていました。こうやって圧力から先人の知恵が失われていくのは本当に残念なこと。
それでも今もヨーロッパでは医師がホメオパシーを使う話をすると、驚かれていました。
保険点数になるからと、様々な業務を取り込む仕組みがとても重視されていますが、果たしてその点数に左右される医療は本当に患者さんが望んでいるものなのか?そこも考えさせられました。薬剤師の持っている知識を発揮できる仕事、他にも沢山あると思うんです。健康は予防が何よりのカギ。その知識を広めていくことも大切だと思うんです。
今回参加された薬剤師の方の経営する薬局、すでに栄養士さんによる食の大切さに関する講座など、いろんな試みを始めているところもあるそうですが、やはり先を行きすぎているのか、浸透して認められるまでに時間がかかりそうだと話されていました。
是非、そんな個性豊かな薬局が増えて欲しいものです!
普段2時間使ってホメオパシー講座でお話している内容を、イギリスの医療制度も含めて1時間で伝えるのはやはり難しいな、と思いました。ホメオパシーの哲学は現在の日本ではあまりなじみのない概念ですものね。皆さんに伝わっているといいのだけれど・・・。今後のレポートを待つことにします。
今年も新しい出会いと発見をいただけるこの会に参加させていただいたことに感謝です。
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