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2017年9月3日日曜日

カナダの研究グループによるAutism Spectrumについての文献の紹介



夏も終わりが近づいてきました。いかがお過ごしでしょうか?
夏はみんなホリデーに行くため、私はホリデーカバーで意外と忙しい日々を過ごしていました。働いた後は、写真のような中国茶でほっと一息。

話題は変わって、、、
日本では自閉症スペクトラムについてどのくらい研究が進んでいるのでしょうか?

最近では、ドキュメンタリー映画なども公開されて、その真相をもっと追究していく動きも出てきています。
この20年くらいで急激に増加している疾患といわれていますが、急激な増加は、遺伝的要因だけでは説明がつかないとも言われています。公開された映画では2032年にはアメリカの男子2人に1人が自閉症スペクトラムになるともいわれています。
今回は、要因について研究している文献を見つけたので紹介したいと思います。

カナダの研究グループの文献ですが、Abstract(要約)だけ訳してみました。全文をご覧になりたい方は、英語ですが、下記のリンクからご覧ください(日本語に訳されているものが見つからなかったので。知っている方がいたら是非教えてください)。

Etiology of autism spectrum disorders: Genes, environment. or both? (Shaw C A., Sheth S.,  Li D and Tomljenvic L., 2014. June Etiology of autism spectrum disorders: Genes, environment. or both? OA Publishing London [online], In Press. Available from : http://www.oapublishinglondon.com/article/1368

以下原文訳。

”自閉症スペクトラムの要因 :遺伝、環境 または両方?

Abstract(要約)

Introduction(序論)
神経発達性と神経損傷性障害の双方におけるほとんどの研究は、根底にある遺伝原因を検索することに焦点があてられているが、ほとんどにおいて、将来性の環境要因は検討されていない。いくつかのタイプにおいての自閉症は明らかに遺伝性であるが、ここ数十年における遺伝的な要因での極端な増加は十分に説明できない、という事実が依然として残っているままである。特に双子における研究は共通の環境要因は自閉症を発達させる危険性の55を占めるのに対し、遺伝的影響を受けやすいのは、たったの37%であることを現在示している。なぜなら、出産前の環境と早期産後の環境は双子において共有されているものであるため、また、自閉症の明らかな症状は産後1年目の終わりごろに出現するためで、少なくともいくつかの環境要因が、生後早期に、自閉症のリスクが、有害な神経発達効果を与える、寄与している傾向にある。確かに、自閉症は一部環境的生体異物によって生後早期に免疫損傷誘発からの結果であることは証拠が現在明らかに示されている。2歳以下の幼児が定期的に世界中でさらされている免疫機構を刺激すると同時に、神経毒の要素がある最も共通の生体異物はアルミニウムワクチン補助剤である。このレビューでは、アルミニウムが不利な神経性と免疫性効果を促すことについて、また、どのようにこれらが自閉症においてアルミニウムの推定される働きの重要な手がかりを提供するかもしれないかを検討する。免疫機構の発達と中枢神経システムの間の密な関係から、ワクチン接種を通して、早期幼児期における免疫過剰刺激が神経性行動障害において役割を担っているかもしれない可能性が注意深く熟考される必要があるからである。

Conclusion(結論)
現在十分な人体と動物の研究が示すとおり、アルミニウム補助剤に累積した暴露は以前に想定されたほど無害であるとはいえない。ワクチン接種は唯一の医療的介入で、地球に住む全ての人間が接種することを試みており、圧倒的にワクチン接種の最も大きな対象人口は健康な子供たちであり、ワクチン補助剤の危険性のより正しい理解が保証されることを表示する。”

原文 :Etiology of autism spectrum disorders: Genes, environment. or both? (Shaw C A., Sheth S.,  Li D and Tomljenvic L., 2014. June Etiology of autism spectrum disorders: Genes, environment. or both? OA Publishing London [online], In Press. Available from : http://www.oapublishinglondon.com/article/1368

訳 :横澤ひろ子

ここから先は、このリンクから(英語です)。

この文献では成人におけるアルツハイマー病、パーキンソン病やALSとアルミニウムの関係についても少し触れています。
ワクチンの添加剤について触れていますが、それだけでなく、他にも身の回りにはいろんなものにアルミニウムをはじめ様々な重金属が含まれています。

昔、社会科の時間に水俣病やイタイイタイ病などについて学校で学んだと思います。重金属が体に及ぼす影響は歴史から良くわかっているはず。私たちの身の回りのものについて、もうちょっと意識して考えていくことが大切だと思っています。

皆さんはどう思われますか?


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