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2019年10月28日月曜日

魔女とバンパイア



ロンドンはハロウィンのデコレーションが街のあちこちで目立つようになりました。
今年もCovent Gardenでは大きいかぼちゃが飾ってあります。上がその写真。
日本も数年前に里帰りした時にはハロウィンにちなんだお菓子やデコレーションがいっぱいでした。最近は日本でもハロウィンのいろんなイベントもあるのかな?


この秋で、ホメオパシー薬局で働くようになってから4年が経ちました。思えばあっという間で、また振り返ると、「こんな素晴らしい同僚たちと一緒に働けるなんて最高!」と思う瞬間も何度もあって、本当にありがたいと思っています。

人生の中で、時には悲しいときやとても辛い時間もあったりします。そんな時でも、同僚たちからいろんなアドバイスやサポートがあると、本当にあったかい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになっていきます。

同僚たちはホメオパスであり、自分たちのことを時には冗談で「魔女」と呼んだりします。いろんな物質からホメオパシーのレメディを、それぞれの患者さんの症状に合わせて調剤していることを考えると、ミステリアスな印象はぴったりなのかも。

そろそろハロウィンですが、毎年、「魔女の格好で調剤したい」というスタッフのリクエストは却下されていて・・・。でもいつか実現する日もあるのかな・・・。



薬局は病気の人がお客さん。相手の話を聞いて、レメディを調剤するのが仕事なのですが、時にはネガティブなエネルギーや不平不満がいっぱいで、対応した後にすごく疲れてしまうこともあります。そんな人たちのことを英語で「Energy Vampire(エナジーバンパイア)」と呼ぶそうです。吸血鬼で血を吸うのでなく、人のエネルギーを吸う「吸気鬼」とでもいうのでしょうか?

ある日こんなことがありました・・・。



いつも自分のどうにもならない症状と不平不満をお店でぶつけていたお客さん。そのお客さんがお店に入ってきた時、同僚が「私が対応する」と調剤室の後ろに戻り、フラワーエッセンスを取ってからそのお客さんに対応しました。そうするといつも人を責めるようなことを言っていたお客さんが、素直にどんなことをして欲しいのか、ストレートに話していて、不快な状況になることなくスムーズに接客が終わりました。

健康に対する恐怖や不安から人はその弱い部分をカバーしようと、攻撃的になることもあります。でもこれらのフラワーエッセンス、そんなネガティブなエネルギーから守ってくれるもので、薬局でもとても役に立っています。





いつも病気の人と対応している医療従事者の方々も使ってみてもいいのでは?
特にイギリスの薬局は患者さんも日本と比べると、公共の場でも感情の表現がかなりストレートなので・・・(昔働いていた経験から思うのですが・・・)。向こうの意思を素直に引き出せるように、お互いのためにね。

できれば、しょっちゅう使う機会がある事態は避けたいですが(汗)、これからもうまくフラワーエッセンスを活用していこうと思います。

Happy Halloween!


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2019年10月20日日曜日

いろんな形の思いやり



久しぶりにHampsted Heathをお散歩。気持ちのいい秋晴れ(でもすでに結構寒い)の週末となりました。

今回は気になる投稿から、ふと薬剤師として働いていた時に考えていたことを思い出して、書いています。


私が日本で薬剤師として働いてた病院は、戦後、医療のサービスがままならない時代に、地域の人の寄付から建設された、という病院。
私が初めて担当したのは、泌尿器科と整形外科が一緒になった病棟でした。
主に手術に来られる患者さんが多い病棟でしたが、泌尿器科では、尿路結石などの患者さんの他、前立腺癌、膀胱癌、腎臓がんなどの患者さんも入院されていました。

がんの患者さんは、薬との相互作用が問題なければ、患者さんはどんなサプリメントも医師はオッケーを出していました。そんな先生たちの姿勢から、「患者さんの意思を尊重すること」の大切さを学びました。

こんなこともありました。。。

外科病棟で乳がんの患者さんに、医師は新薬を勧めていました。しかしその薬は、当時保険適応外のため、高い薬代を自費で支払わなければならなかったこと。

薬剤師側は、経験の少ない薬を採用することに対して、副作用など未知の危険性を回避するため、他の経験のある薬を考慮できないか、と医師に話し、しかし医師側は「少しでも可能性のがあるならやるべきではないか」という患者さんを思う気持ちを示しました。お互い違う形で患者さんを思う・・・興味深いな、と思いました。

結局、患者さんは、その高い薬をローンを組んで自費で治療を受けることに同意しました。
もう患者さんが決めたなら、少しの可能性でも効くことを望むのみ。
このケースでは薬が見事に効いて、患者さんは退院されていきました。

私が働いていたこの病院では、他の医師たちもとても優しくて、こんな環境で働くことができたのは、本当にラッキーだったんだな、と思っています。病院の成り立ちからも、地域の人たちが主役であるというのが背景にあったのも理由かな・・・。

ホメオパシー講座をしていると「患者さんの意思を尊重してくれる病院なんてあるんですか?」なんて質問が飛んできたりして、正直驚いています。日本を離れて10年以上になるけれど、今の日本の状況はそんな風になっているのだろうか・・・とふと考えます。

アメリカでは、入院した後、抗がん剤治療をやっぱり中止したいと退院しようとすると、警官やガードマンが追いかけてくるところもあるそうです・・・。自分の健康や命は自分で選択できるのが当たり前と考えていた私は、このニュースを見てショックでしたし、またゾッとしました。

冒頭にも書いた投稿なのですが・・・、医師ってそこまで患者さんをコントロールしていいのかな?って考えたりもします。外国にならって、新しいルールや考え方を提案するのは、新しい風を吹き込むのにいい部分もあるけれど、場合によっては、日本の制度の方がいい分野もあると思います。導入する際には、患者さんの意思を尊重できるゆとりも作っておかないと、時にはとんでもないことになってしまうこともあるのでは?

私は手塚治虫先生の「ブラックジャック」が大好きで、昔よく読んでいました。人の命というとても大きなものを扱う医師として、その命を前に感じる横柄さと、時には何もできない無力さの狭間で葛藤する姿。。。。読むたびにいろんなことを考えさせられたなーと・・・。

私のところに来るクライアントさんも、すでにいろんな薬を飲んでいたり、手術を避けたいなどという方々がやってくる・・・。どんなことをすることが最善なのか?それはクライアントさん本人が決めたことを尊重するのが一番で、それをサポートするのが私たちの仕事。

ただ、ホメオパスとして医師の治療を妨げるようなことはしてはならない、というのは本当に基本的なルール。私もクライアントさんにはそこのところはきちんと説明しています。基本ルールを守ることは最前提の上で、きちんと話し合って、その中でできることと、本人の意思を尊重するものを提供するように努めています。

投稿を見ていたら、ふと昔のことを思い出し、また改めて気をつけていこう、と自分に戒めて・・・。

それにしても、今後の日本、これからどうなっていくんだろう・・・


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2019年10月15日火曜日

薬局の近くで起こっていたプロテスト



先々週からずっとGlobal Warmingのプロテストとして、トラファルガー広場にはテントを張って待機する人がたくさんいました。コヴェントガーデンもすぐ近くなので、警官を多く見かけるし、外では一日中ヘリコプターがこの辺を飛び回っていてとにかくうるさかったのですが・・・。

前にはハイドパークに立てこもっていたようですが、ここには最近移動したようで、この運動も先週で終わりになったよう。人がたくさんいて通行止になるし、その人混みにこの辺のホームレスの人たちも加わって、何だか近寄りがたい雰囲気になっているのは残念。

この下の写真はトラファルガー広場の写真。なんだか観光するにも入りづらく、観光客は周りを歩いて写真を撮っているだけ・・・。


私も地球温暖化やゴミ問題についてはやっぱり心配していますし、日本人と違って、こうやってすぐ行動に移せるイギリスの人たちのいいところでもあるのかな、と思っています。やり方は色々あるにせよ・・・。
私は自分の身の回りでできることを行うので精一杯。

  • 包装の少ないマーケットやオーガニック配達を利用する
  • 地元で自営業を行っている人から商品を買う
  • 商品をポリシーを持って売っている人から買う


とか、「便利だから」という理由だけでは使わないように・・・。

こういう買い方をしていると、それなりにお金もかかるのだけれど、自分のお金がポリシー持って頑張っている人の家族やスタッフのためになるなら有意義な使い方なのだと思っています。安くても、ただのお金儲けのために雇用者をこき使っているようなところには使いたくないし、人権保護の問題からも、そういう会社が儲かってしまうと悪循環が続いてしまうだけだし・・・。

地球温暖化問題やゴミ問題の背景はそう単純なものではないと思っています。

一人一人が買い物を通じて、どう行動に移すかによって大きく流れを変えられる問題。

色々と考えさせられます。

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