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2013年3月3日日曜日

MHRAのこと

つい先日、同僚から「今度会ったら聞きたい、と思っていたことがったんですよ」と言われて、どうしたのかと思ったら、イギリスのホメオパシー薬局がMHRA (Medicines an Healthcare products Regulatory Agency) から注意を受けたという話。
薬局に来る雑誌にもその内容は掲載されていました*。

内容は、イギリスのホメオパシー薬局が、小児予防接種の代用としてのレメディを広告するのをやめるように注意した、とのこと。
BBCでも取り上げられており、その内容はこちらから↓
http://news.bbc.co.uk/1/shared/bsp/hi/pdfs/14_01_13_ainsworths.pdf

ワクチンについては、学校でも先生から「ワクチンを打たない、というのは人それぞれかもしれないが、ホメオパスとして、それを人に勧めて、ワクチンを接種しなかったことによる弊害が起こったときに責任が持てるのか?その辺を良く考えておくこと」と。

また、「例えばポリオのワクチンを接種しなかったことで、ポリオにかかってしまって、麻痺の後遺症が残ってしまったら、その子供に対して責任が取れる?」と、例を挙げて話していました。
クラスメートの中にはその考えを良く思わない人も多かったけれど、今の医療の現状から考えて、私は先生の言うことはもっともだと思います。

・・・と、そんな現状を同僚に説明しました。

そんなことから話が飛んで、「一時期漢方薬も保険から適応が外されるかどうか、なんて話があったよね」と昔の話題になったり。でも今の日本では漢方薬も医療の現場で広く使用されています。

日本では今「統合医療」という言葉があるそうで、現代医療と補完代替医療のいい点を利用して両方使っていく、というものなのだそうです。

できれば健康で、医療にかかわることのない生活をできるようになることが一番ではあるけれど、どちらもバランスよく選択できるようになると、いろんな人のニーズに幅広く答えられることが期待できるようになるのかもしれませんね。

時代が変わると認識も変わっていくのもかもしれないけれど、またコレを機にホメオパシーそのものが誤解されてしまうのかな、と寂しく思いました。

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hiroko

参考文献 : *The Pharmaceutical Jounal (26 January 2013) Vol.290 p26.