写真は、Camps Bayというビーチで撮った写真。綺麗なビーチですが、いつも来るたびに色々と考えさせられる場所でもあります。
ケープタウンは移民が多い都市です。マラウィー、コンゴ、ジンバブエ、モザンビークなど、アフリカ南部の貧しい国の人々が、仕事を探しに、また安定した住まいを求め、南アフリカにやってきます。特にケープタウンはヨハネスブルグに比べて治安も気候も良いことから、多くの人が集まってきて、特に問題になっているよう。
シャンティと言って、トタンなどで、掘立て小屋を作って住む人が多いため、政府は団地を作って、住環境の改正に努めているようですが、移民してくる人のスピードが早過ぎて、全く間に合っていない様子。
街では、人々がダンスしたり、歌ったり、アートや物を売ったりして、少しでも生活のために、お金を集めようと必死です。
ロンドンでは、「恵んでください」と書いた段ボールを抱えて座っている人をよく見かけますが、南アフリカの人たちはとても創造的で、作品も素敵なものがありました。
人々の明るさと、この前向きさが心に響きました。
ある日、夫と海岸沿いでお昼と食べた時のこと。お腹いっぱいでご飯が余ったので、お持ち帰り用の箱に食べ物を入れてもらいました。前回ケープタウンに来た時もそうでしたが、夫の家族は、食べ物が余ったら必ず箱に入れて、レストランを出た後に、お腹が空いていそうな人に、その食べ物をあげていました。
今回も「クーラーボックスを抱えて、アイスクリームを売っていたおじさんに、ご飯あげようか?」と話していました。そうしたら、ウェイトレスさんが「子供の方が本当にお腹空いているから子供にあげた方がいいよ」と教えてくれました。
海岸沿いで、お母さんが叩くドラムに合わせて、民族衣装を着て踊っている子供たちがいたので、夫が余ったご飯を入れた箱を子供達にあげたら、みんなで分け合って食べていました。「お腹空いてたんだなー」と実感。なんだか心が痛みました。
また、別の日は、1人のティーンエイジャーぐらいの男の子が、夫に「お腹が空いているので、ご飯を買ってくれませんか?」と話しかけてきました。夫が「礼儀正しいんだね。今からチップスを買いに行くところだから一緒においで」と行ったところ、「喉も渇いているからコカコーラも買ってほしい」と言われて、コカコーラも購入。
買ったあとは、お礼を言ってどこかに言ってしまいましたが、駐車場で再会。
「美味しかった。お腹空いてたんだ」と。そして「今夜をしのぐためにお金が少しほしい」と言われ、夫はお金を少しあげました。
「子供の時から、ただ毎日生きることだけで精一杯の人も多いんだな。犯罪や、変なドラッグやアルコールなどに巻き込まれないといいのにな」と思ったり。
お金だけに頼らないで、食べ物や、生活に必要なものをうまく循環できて、心配なく暮らせるようにできる何かがあるといいのにな、色々と考えさせられた旅行でもありました。
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