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2012年3月31日土曜日

久々でした

調剤薬局に勤めていると、よく患者さんが爆発するのを目の当たりにすることがありました。
診察までに待たされて、お会計までに待たされて、そして調剤薬局でも待たされて・・・。
最後に何かしら溜まっていたものを吐き出されてしまって、対応に困ってしまう方もしばしば。
そんな経験をしている薬剤師はたくさんいると思います。

今回、久しぶりにそんな方に出会いました。
色んな質問には答え、30分近く話をしても、患者さんは攻撃的で、でも、根本のところは何が不満なのかを掴むのが難しい方でした。

誰でも、病気を持っていると不安だと思います。
人によって表現方法は攻撃的だったり、無気力だったり様々ですが、今回の患者さんも、今の状況を受け入れて前向きに進んでいけるよう心から願っています。


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hiroko

2012年3月26日月曜日

”春”ですねぇ。



最近温かくなってきて、厚手のコートを着なくてもいいくらいになってきました。
水仙も咲き始めて春らしくなってきました。

最近友人が入籍して、フェイスブックに指輪の写真をアップしていました。

きれいな指輪。

いつも指輪を見ると思い出すのが、昔の同僚の話。

その同僚は結婚を控えていて、結婚指輪の内側に青い石を埋め込んでSomething blueにするんだ、と話してくれました。
「何それ?」と聞くと、結婚するときに青いものを身につけると、幸せな結婚が出来るんだって、と。

そのとき初めてSomething Fourのことを知りました。

Something old, something new
Something borrowed, something blue
And a silver sixpence in her shoe.

という歌があるそうで、6ペンス銀は昔イギリスで造られていたのだそう。ビクトリア時代に始まった結婚の伝統なのではないか、と言われているそうです。

something oldは、花嫁の家族とその過去の継続のシンボルとして。
something newは、花嫁のこれからの新しい生活に対しての楽観と希望。
something borrowedは、幸せに結婚している友人や家族から借りるもので、彼らの幸せにあやかるためのもの。
something blueは、昔のローマ時代、青は愛、慎み深さ、貞節を象徴する色だったのだそう。19世紀には、結婚式に青いガウンを着るのが流行っていたようで、"Marry in blue, lover be true"ということわざもあるのだそう。

そしてペンス銀を靴に入れるのは、経済的に安定するように願ってなのだそうです。

現在イギリスのペンスは銅ですが、結婚式用にペンス銀を用意しているところもあるそうです。

今はその同僚も3人の母。いつも幸せそうな家族の写真が入った年賀状を送ってくれます。

結婚指輪をアップしていた友人の披露宴には残念ながら出席できないけれど、いつまでも幸せでいて欲しい。
ウェディングドレスの写真を見るのが楽しみです。


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hiroko

2012年3月24日土曜日

近所の八百屋さん

インフルエンザの忙しい季節も終盤に入ってきましたが、まだ患者さんもいますし、うつされてしまう同僚も・・・。

体力勝負なので、体調や食べ物にも普段より気を使って・・・。何とか今も持ちこたえています。

実は近所にちょっと他と違う雰囲気の八百屋さんがります。以前、住んでいたところから近く、時々通っていたのですが、引っ越してからは足が遠のいていました。久しぶりに覗いてみると、前と変わらず賑わっていました。
野菜の種類もそうですが、オリーブオイルや焼きたてのパンなど置いているものが、スーパーとちょっと違って、ステキなんです。



今回買った、このカリフラワーのようなブロッコリーのようなもの。形がきれいですよね。
味はカリフラワーみたいにあっさりでした。
横にあるスイートポテトは私が写真を撮っていたら、「これも入れてあげて!」というリクエストに答えて入れてみたのですが・・・。これも大きくて美味しかったです。
この冬、スイートポテトはオーブンにそのまま突っ込んで、焼き芋みたいにしてよく食べました。

これから春になって、どんな野菜が並ぶのか楽しみです。

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2012年3月4日日曜日

フレンチマーケット

数ヶ月に一度、最寄の駅前にフレンチマーケットが来ます。

この週末は久しぶりのフレンチマーケット。

毎回必ず買うのが石けん。マルセイユに行ったときに石けんを買って、それ以来、いろんな種類のマルセイユ石けんを使うのが好きになりました。
ラベンダー、バラ、柑橘系の香りなど色んなものがあって、どれを選んだら良いかいつも迷ってしまいます。



今回はラベンダー、ローズ、マグノリア、オリーブの石けんを買いました。

他にもオリーブやチーズ、干したソーセージなど美味しそうなものがずらり!

次はいつ来るのかなぁ?

それまで、今回買ったものを楽しむこととします。


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2012年3月3日土曜日

禁煙

最近、どうも禁煙「づいて」います。

薬局に届く雑誌などに禁煙の記事を良く見かけたり、ホメオパシーの卒業生クリニックで禁煙の話が挙がったり・・・そして、禁煙をしたいんですけど・・・と問い合わせが。

ニコチンパッチやガムなどニコチン置き換え療法はよく知られているところ。
写真のように、充電してタバコのように吸うニコチンもあるようです。



ニコチン置き換え療法は、ニコチンが体内から消失するときに禁断症状(イライラなど)を緩和しつつ、禁煙していくというもの。
朝一番のタバコが美味しく感じるのは、寝ている間のニコチン切れを緩和するからなのだそうです。

禁煙に当たって、禁煙のメリット、デメリット、なぜ禁煙したいのかなど目的をはっきりさせることは肝心のようです。
また、本数を減らす減煙より、スッパリ辞めるほうが禁煙を成功させやすい、ともありました。

日本もタバコは高いですが、イギリスでは20本入り一箱で£6-7位します。なので、日本であるようなすでに巻かれているタバコではなく、自分で紙で巻く、巻きタバコはそれより安価でよく吸われているようです。

タバコを吸わなくなって2日目で体内のニコチンはなくなり、味などの感覚に改善が見られてくるんだそうです。
5年吸わないと、ガンのリスクが急落し、脳卒中のリスクも喫煙しない人と同じくらいに。
10年吸わないと、肺がんのリスクが喫煙している人の半分に、心臓発作のリスクもタバコを吸っていない人とほとんど変わらないのだそう。

禁煙に対する内服薬も新しく出回っていて、禁煙治療の動向も少しずつ変わっているようです。

私も勉強しなくては!




hiroko

参考文献 ; OTC. December 2011, Chemist and Druggiest. 14.01.12

2012年2月25日土曜日

ビタミンD

ロンドンも随分日が長くなってきたように思います。

あまりにも日が短いと「あー、もう一日終わっちゃった」と、何だか時間を損したような気になってしまっていたので、何だかうれしいです。

少し前ですが、Department of Health(日本で言う厚生労働省と言ったところでしょうか?)から、国民のビタミン不足について報告がありました。BBCのニュースでも流れていましたが・・・。

その報告の中に、日光に当たった際、肌の色によって、ビタミンDが体内で産生される量に違いがあることに触れていました。肌の色が濃い人たちは、白い人たちに比べてビタミンを産生される量が少ないんだそうです。
太陽の日差しが強い国と日照時間が少ない国だと、肌の色も体もそれなりに対応しているんですね。
暑い国から来た人で、宗教上の理由で全身を覆っていて、更に日照時間の少ないイギリスに移住したとなると、やはり、ビタミンの不足は深刻なようです。
友人の医師も、そのようなケースでビタミンD不足の患者さんは結構多い、と話されていました。

このような報告も、移民の多い国ならではなのかしら、と思いました。

欧米の人たちが、盛んに日光浴をするのはもしかして体そのものが、それをすごく欲しているからなのかもしれませんね。

「日に焼けるとシミが・・・」と心配ですが、何事も「適度」に必要なものは取り入れないと・・・ですね。


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2012年2月8日水曜日

ついに降りました



ロンドンも雪が降りました。積もったのは今回が初めて。

土曜日の夜に降り始めました。夜11時ごろ窓から中庭を覗くと、雪の降っている中、雪だるまを作っている人や、上半身裸で写真を撮っている人など、ご近所さんも楽しんでいる感じでした。

日曜日は仕事だったので、ちょっと早く家を出て写真を撮りながら通勤しました。



誰も歩いていないところを歩くときの雪のサクサクする感じが気持ちいい。

この冬の雪はこれで終わりなのかしら?
それもちょっと物足りないかなぁ・・・。


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2012年1月27日金曜日

ちょっとした楽しみ

最近、通勤帰りの地下鉄の駅で、女性のアナウンスが気になっています。

いつも、とても明るい声で

「お家まで気をつけて帰ってね」

「ステキな夜を・・・」

なんて言ったりする時もあれば、今日は

「ステキな運転手さんの電車に乗って帰る乗客の皆さんはラッキーですねー」

なんて言っていたり。

そしてしまいには運転手さんがアナウンスで

「彼女はハッピーな女性だね。さあ、彼女にお別れしましょう」

と言って出発。

仕事帰りにちょっと疲れていても、毎日こんなアナウンスがあったらちょっと楽しくなりますよね。

ロンドンの地下鉄もまた違った角度で楽しめるかも!


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2012年1月22日日曜日

セルフケアとホメオパシー

毎月職場に来る月刊誌に「薬局で患者さんがホメオパシーのレメディを探していると言われたときどのように対応しているか?」というテーマで、色んな薬剤師や専門家の意見が載せられているページがありました。

論点は、科学的根拠がはっきりしない点から、薬剤師としてどう対応するのか戸惑っている、というものでした。

ホメオパスであり薬剤師である方は、「患者さんの要望がホメオパシーであればホメオパシーのレメディを勧めているし、それで患者さんの症状も良くなっていているから、今のところ問題になっていない」と話されていました。

大半の方の意見が、「患者さんが求めるものに意見するのは、おかしいから、患者さんがそれを求めるならその中から選択出来るようにアドバイスするのが薬剤師として適当な対応の仕方なのではないか」というものでした。

一方、ホメオパシーをあまり良く思っていない薬剤師はホメオパシーのレメディを勧めることをかなり躊躇している意見でした。

中には「ホメオパシーでセルフケアをしていると手遅れになって事が重大になったときに大変だから反対だ」という意見もあって。

でも、「それは、ちょっと待って」って思いました。それってホメオパシーだけに限るのでしょうか?

昔、薬局で働いていたとき、毎回、薬局に来るたびに大量に咳止めを買っていかれる患者さんがいました。やっぱり同僚たちも気になっていて、「毎回あんなにたくさん咳止めを買っていくのはおかしいから、今度薬局に来られたら、お話してみましょう」ということで意見は一致。

そして、その患者さんが咳止めを買いに来られたときに聞いてみると、かなり長期で咳が止まっていないとの事。「専門医に一度見てもらったほうがいい」とお話して、その後しばらくしたら、患者さんが処方箋を持ってきました。「先生に診てもらったらきちんと治療をしたほうがいい」と言われ、病名は忘れてしまいましたが、毎月先生に診てもらう事になったそうです。

ホメオパシーだから手遅れになるのではなく、セルフケアをしている中で、どの時点で患者さん自身や周りの人たちが気づくのか、という点だと思うのです。

みなさんはどう思われますか?


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2012年1月19日木曜日

遅ればせながら・・・

新年明けましておめでとうございます。

あっという間に年が明けて、なんだかんだしているうちに、1月も、もう半分が終わってしまいました。
いつも忙しくて後回しにしていること、今年はやれるだけやっていこうと思っています。
年が変わるとまた新鮮な気持ちになり、気も引き締まりますよね。

この時期、いつも楽しみにしているのが「ライチ」
南半球では今が暑い盛り。ライチが季節のようで、毎年楽しみにしています。
スーパーでも買えるのですが、野菜などを売っているような街のお店でも箱で置いてあったり。ここだと「1個試してみてもいい?」と聞けるので、美味しかったら箱ごと買っちゃいます!
あたりはずれが結構あるので(酸っぱかったり、熟れすぎていたり)、この方法が一番無難なような気がします。



これは昨日買ってきたライチ。箱なんと£6.50!
スーパーで買うより割安です。

短い旬を楽しもうと思います。


今年もよろしくお願いいたします。


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