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2012年2月25日土曜日

ビタミンD

ロンドンも随分日が長くなってきたように思います。

あまりにも日が短いと「あー、もう一日終わっちゃった」と、何だか時間を損したような気になってしまっていたので、何だかうれしいです。

少し前ですが、Department of Health(日本で言う厚生労働省と言ったところでしょうか?)から、国民のビタミン不足について報告がありました。BBCのニュースでも流れていましたが・・・。

その報告の中に、日光に当たった際、肌の色によって、ビタミンDが体内で産生される量に違いがあることに触れていました。肌の色が濃い人たちは、白い人たちに比べてビタミンを産生される量が少ないんだそうです。
太陽の日差しが強い国と日照時間が少ない国だと、肌の色も体もそれなりに対応しているんですね。
暑い国から来た人で、宗教上の理由で全身を覆っていて、更に日照時間の少ないイギリスに移住したとなると、やはり、ビタミンの不足は深刻なようです。
友人の医師も、そのようなケースでビタミンD不足の患者さんは結構多い、と話されていました。

このような報告も、移民の多い国ならではなのかしら、と思いました。

欧米の人たちが、盛んに日光浴をするのはもしかして体そのものが、それをすごく欲しているからなのかもしれませんね。

「日に焼けるとシミが・・・」と心配ですが、何事も「適度」に必要なものは取り入れないと・・・ですね。


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2012年2月8日水曜日

ついに降りました



ロンドンも雪が降りました。積もったのは今回が初めて。

土曜日の夜に降り始めました。夜11時ごろ窓から中庭を覗くと、雪の降っている中、雪だるまを作っている人や、上半身裸で写真を撮っている人など、ご近所さんも楽しんでいる感じでした。

日曜日は仕事だったので、ちょっと早く家を出て写真を撮りながら通勤しました。



誰も歩いていないところを歩くときの雪のサクサクする感じが気持ちいい。

この冬の雪はこれで終わりなのかしら?
それもちょっと物足りないかなぁ・・・。


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2012年1月27日金曜日

ちょっとした楽しみ

最近、通勤帰りの地下鉄の駅で、女性のアナウンスが気になっています。

いつも、とても明るい声で

「お家まで気をつけて帰ってね」

「ステキな夜を・・・」

なんて言ったりする時もあれば、今日は

「ステキな運転手さんの電車に乗って帰る乗客の皆さんはラッキーですねー」

なんて言っていたり。

そしてしまいには運転手さんがアナウンスで

「彼女はハッピーな女性だね。さあ、彼女にお別れしましょう」

と言って出発。

仕事帰りにちょっと疲れていても、毎日こんなアナウンスがあったらちょっと楽しくなりますよね。

ロンドンの地下鉄もまた違った角度で楽しめるかも!


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2012年1月22日日曜日

セルフケアとホメオパシー

毎月職場に来る月刊誌に「薬局で患者さんがホメオパシーのレメディを探していると言われたときどのように対応しているか?」というテーマで、色んな薬剤師や専門家の意見が載せられているページがありました。

論点は、科学的根拠がはっきりしない点から、薬剤師としてどう対応するのか戸惑っている、というものでした。

ホメオパスであり薬剤師である方は、「患者さんの要望がホメオパシーであればホメオパシーのレメディを勧めているし、それで患者さんの症状も良くなっていているから、今のところ問題になっていない」と話されていました。

大半の方の意見が、「患者さんが求めるものに意見するのは、おかしいから、患者さんがそれを求めるならその中から選択出来るようにアドバイスするのが薬剤師として適当な対応の仕方なのではないか」というものでした。

一方、ホメオパシーをあまり良く思っていない薬剤師はホメオパシーのレメディを勧めることをかなり躊躇している意見でした。

中には「ホメオパシーでセルフケアをしていると手遅れになって事が重大になったときに大変だから反対だ」という意見もあって。

でも、「それは、ちょっと待って」って思いました。それってホメオパシーだけに限るのでしょうか?

昔、薬局で働いていたとき、毎回、薬局に来るたびに大量に咳止めを買っていかれる患者さんがいました。やっぱり同僚たちも気になっていて、「毎回あんなにたくさん咳止めを買っていくのはおかしいから、今度薬局に来られたら、お話してみましょう」ということで意見は一致。

そして、その患者さんが咳止めを買いに来られたときに聞いてみると、かなり長期で咳が止まっていないとの事。「専門医に一度見てもらったほうがいい」とお話して、その後しばらくしたら、患者さんが処方箋を持ってきました。「先生に診てもらったらきちんと治療をしたほうがいい」と言われ、病名は忘れてしまいましたが、毎月先生に診てもらう事になったそうです。

ホメオパシーだから手遅れになるのではなく、セルフケアをしている中で、どの時点で患者さん自身や周りの人たちが気づくのか、という点だと思うのです。

みなさんはどう思われますか?


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2012年1月19日木曜日

遅ればせながら・・・

新年明けましておめでとうございます。

あっという間に年が明けて、なんだかんだしているうちに、1月も、もう半分が終わってしまいました。
いつも忙しくて後回しにしていること、今年はやれるだけやっていこうと思っています。
年が変わるとまた新鮮な気持ちになり、気も引き締まりますよね。

この時期、いつも楽しみにしているのが「ライチ」
南半球では今が暑い盛り。ライチが季節のようで、毎年楽しみにしています。
スーパーでも買えるのですが、野菜などを売っているような街のお店でも箱で置いてあったり。ここだと「1個試してみてもいい?」と聞けるので、美味しかったら箱ごと買っちゃいます!
あたりはずれが結構あるので(酸っぱかったり、熟れすぎていたり)、この方法が一番無難なような気がします。



これは昨日買ってきたライチ。箱なんと£6.50!
スーパーで買うより割安です。

短い旬を楽しもうと思います。


今年もよろしくお願いいたします。


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2011年12月31日土曜日

せき止め

日本では子供に処方されるせき止めがいくつかありますが、イギリスでは意外と選択肢が少ないようで・・・。

6歳以下には中枢性鎮咳薬(咳の反射する神経に働いて咳を止める作用のある薬)はあまり推奨されないとされているようです。

となると、あとは気管支拡張薬(気管支を広げて呼吸を楽にする薬)くらいしかなく、だけど、ホクナリンテープ(気管支拡張薬の入った貼り薬)もない。

日本で色んな薬を処方されることに慣れているお母さん方はちょっと戸惑うようです。

では、薬局で売られている、6歳以下の子供向けのせき止めシロップは何が入っているんだろう?
と思って見てみると・・・グリセリンでした。
あのドロッとした感じが喉のイガイガ感などを和らげてくれるようです。




私もベルツ水用にグリセリンを持っているので、飲んでみると・・・
甘くてドロッとしているけれど、飲めなくはないですね。
だったら私個人としては蜂蜜の方がいいかな。
でも、蜂蜜は乳児にはあげられない*ので、そういう時はこういう選択肢もあるのかもしれません。

国が変われば薬も変わるんですね・・・、とまた思いました。


*蜂蜜にはボツリヌス菌の芽胞が混入していることがあるため、12ヶ月未満の乳児に与えることは推奨されていません。(メルクマニュアル参照)

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2011年12月28日水曜日

CONTAGION

先日、「CONTAGION」という映画を見ました。

世界のあちこちに、原因不明の感染症が広がってしまって・・・という話。

前に卒業生クリニックで、「この映画でホメオパシーのこともちょっと話があったりするのよ」というから、「どういうことだろう?」という興味もあって見てみました。

原因不明の感染症。原因を断定できたとしても、ワクチンを作るまでに時間がかかる。
で、あるフリーランスのジャーナリストが感染症様の症状を呈して、自身の動画ブログでハーブを服用し始めて症状が回復したことを載せたことから、それを見た人々が薬局にそのハーブを買うために押し寄せ、売り切れになってしまう・・・。
そして、CDCは今後の対策について「ハーブやホメオパシーも含めた対応策を検討している」と発表して・・・。

19世紀にコレラが流行ったとき、ロンドンのホメオパシー病院はミドルセックス病院に比べてコレラの患者が3倍低かった、というデータがあるんだそうです*。

今、いろんな意味で話題に挙がるホメオパシー。だけど、こういうときは、やっぱり、先人の知恵を借りることになるのかしら?と思いました。


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*参考文献;Hempel S. The Medical Detective. 2006

2011年12月26日月曜日

来た来た

寒くなってきました。

あまりに静かだったので、今年はインフルエンザはそんなに流行らなくて済むのかな?

なんて思っていたら・・・

甘かった。

毎日インフルエンザです。
それに加えて水疱瘡も!

新しく入った同僚は水疱瘡にかかったかどうかわからない・・・と言うので、すぐさま日本へ母子手帳を確認するべく電話をしてもらい、ワクチンを打ったことがわかって・・・。

毎日仕事中は必ずマスクをつけています。
マスクで蒸れて顎にあせもが出来てしまったなんていう同僚もいましたが、うつされるよりはマシでしょう・・・なんて言いながら。

これからはセールなども始まって人混みに入る機会が多くなることも・・・。

この時期、体調管理にはさらに気をつけたいと思います。

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2011年12月10日土曜日

パイナップルライス

仕事が終わると、携帯に友人からメッセージが残されていた。

「パイナップルライス置いてきたから、良かったら食べてねー」とのこと。

以前から作ってくれると約束してくれていたもの。
家に帰ってきたら、台所にデーンと置いてありました・・・。


そして開けてみると、


こんな感じで、黒米とパイナップルが入っていました。おやつなのかご飯なのかわかりませんでしたが、おなかがすいていたので晩御飯代わりに食べました。

素朴な味が私は気に入りました。

今度、作り方を教えてもらおうかな。

ごちそうさまでした。それから、ありがとう。


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2011年12月7日水曜日

おじの言葉

健康に関わる仕事をしていると、こっちは患者さんの体のことを考えて話をしているつもりでも、患者さんにとっては都合が悪かったりして理解していただけないことがあったりします。

明らかに救急に行った方がいい症状でも「これから仕事があるから」などと言われたり。

確かに仕事がなければ、収入がなくなるし、家族を支えなければいけないとなると、そのプレッシャーも大きいと思います。

今回、日本に帰ったとき、石巻で津波から助かったおじが私に一言。

「仕事も大切かもしれないけど、いずれは退職してしまう。残るのは自分自身。自覚症状がないときは自分の体のことをあんまり考えないかもしれないけれど、何よりも健康であることが一番。だから体には十分気をつけてね」と。

さすがにおじから言われると重みを感じました。

仕事がなくなったら、経済的に家族を支えることが大変になるかもしれない。だけど、あなた自身がいなくなってしまったら、家族はもっと悲しむと思うのですが・・・。

生活する上で、色んなバランスを保つのは難しいかもしれない、でも、もっと自分を大切にして欲しい、と思いました。


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