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2017年3月28日火曜日

イギリスの薬局で働く その1



今回からいつもと違った内容で書いてみようかと思います。

今月3月でイギリスに住むようになって、10年が経ちました。時がたつのは早いもので、本当にいろんなことがありました。今回は振り返ってみて、ホメオパシーを勉強して卒業後、ロンドンの日系クリニックで働いてから、現地の調剤薬局へ転職し、そこで働いた経験について書いてみたいと思います。

「一体横澤さんはイギリスに行って何をやっているの?」何て思っている方も読んでいただけたらと思います。

ちょっと昔にさかのぼるお話なのですが。。。

イギリスでホメオパシーを勉強して卒業後、心配になってきたこと。

「薬剤師としての知識を忘れてきているのではないか?」

そしてロンドンにある日系のクリニックにある薬局に勤務するようになりました。最初は日本とイギリスの制度の違いなど新鮮で学ぶことも多かったのですが、しばらく経つと、「もうちょっとチャレンジ」したくなってきました。
そこで海外薬剤師変換コースについて調べてみたり、他の薬局でファーマシーテクニシャンやアシスタントとして働くことについて調べてみたり。

イギリスの薬局では薬剤師だけでなく、Pharmacy Technician、Dispenser、Accuracy Checking Technician、Medicine Counter Assistantといった職種もあり、これらは薬学部を卒業していなくてもなることができます。

そこで見えてきたことが、

1.変換コースをするには、英語のレベルをクリアすることと、学費を貯金する必要があること。
2.テクニシャンになるには現地の調剤薬局で週に最低14時間以上働いていて、薬剤師に監督してもらえること
3.アシスタントになるにも薬剤師による監督が必要なこと

1.の英語はどれくらい難しいんだろう?貯金はその分貯める必要があるし・・・。2.か3.を選ぶには現地の調剤薬局にまず仕事をもらえなければ無理。。。

いろいろ模索していたところに、新メンバーが薬局に入ってきました。

「海外薬剤師変換コースを終えて、イギリスの薬剤師資格を取得したばかりなんです。」と。

彼女からは本当に沢山のことを教えていただきました。今も時々電話をしてはいろんなアドバイスをいただいたり、お互いの状況を情報交換をしています。

そして私が彼女と話しながら選んだ道は?

・・・次に続きます。


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