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2017年3月29日水曜日

イギリスの薬局で働く その2



「現地の薬局で働いてみたい。」

そんなことを考えながら色々模索していたときに、イギリスでの薬剤師の資格を取得したというKさんに出会いました。

彼女から色々アドバイスをいただきながら、行動に出ました。変換コースを将来選択するにしてもやはりイギリスの薬局での勤務経験が有利であるだろうということで、まずは現地の薬局で働くことから始めることにしました。

1.NHSの求人サイト、'NHS Jobs'に登録して、とにかく仕事を応募してみる。
2.近所の調剤薬局に1件、1件回って履歴書を渡してくる。

1は最初は何の返事もありませんでした。履歴書の書きかたやレイアウト、どんな質問をされるか、などKさんからはいろんなアドバイスをいただきました。
2は近所の薬局を回ってみるものの、家族経営の薬局(イギリスではインド系の家族が経営している薬局がほとんどです)では、自分の娘、息子、甥っ子、姪っ子など親戚に仕事を充てる傾向があり、まず外から入って仕事を見つけるのはとても難しいことがわかりました。チェーンの薬局はオンラインで応募してみるものの、経験と資格がないため、応募すらも通りませんでした(そして、一回応募するとある一定期間、オンラインを使って応募できないシステムになっています)。

その結果、行動を始めてから10ヶ月くらいしたあと、NHSの病院から初めて面接に呼ばれました。

でも、システムが違うイギリス。応募したポストの仕事に対するシュミレーションの質問で思ったように答えられませんでした。

結果はダメでしたが、でも、諦めずに応募しました。

次に呼ばれたのは、あるNHS病院のPharmacy Technician研修コース。2年間Pharmacy Technicianになるコースを受けつつ、病院内の薬局で働くというポスト。働きながら研修させてもらって資格が取れるなんて現地の薬局に慣れるにはとても良いポスト、と思って応募しました。

そして面接に呼ばれました!!

最初にmgや%の計算のテストがあり、その後に面接。
夫には「印象付けるためには笑いも取らなきゃダメ」といわれ、夫と練習した甲斐あってか、面接中には面接官も笑ってくれました。

面接は自分でも良くできたと思っていたけれど、何がいいのか悪いのかまだ良くわからず。

そして数日後に携帯電話が鳴って!!!結果は不採用。でもこちらでは不採用になった理由をちゃんと教えてくれます。採用人数は2人。私を含めた3人で迷ったけれど、現地調剤薬局で勤務経験のあるほかの2人に決めた、とのこと。

とにかく経験が欲しくて仕事を探しているのに・・・。
現地の調剤薬局で仕事を見つけるのも至難の業。どうしたらいいのー?

でも、諦めずに応募し続けました。

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