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2019年2月24日日曜日

やっぱり大事な "gut feeling"



ロンドンは春らしくなって、そこここに花が咲き始めてきました。
写真は近くの公園のSnowdrop。実際の花を見るのはコレが初めて。かわいらしいお花です。

イギリスBBCの長寿番組で「Apprentice」という番組があります。英国を代表するビジネスマン、Lord Alan Sugarが、応募してきた若いビジネスマンの中から、彼の将来のビジネスパートナーを探しだす番組。
Lord Sugarが毎回いろんな課題を彼らに与え、それをどのように達成してきたか、その過程をみて、その中から応募者の数を絞っていく、というのを番組にしているのだけれど、誰を残すか、誰を落とすか決めるときに、「My gut instinct」とか「My gut feeling」という言葉を良く使います。彼も直感的に感じることを重んじているんですね。

日本語でもお腹と感情を合わせた慣用句は沢山ありますね。「腹が来た」「腹を決める」「はらわたが煮えくり返る」「腹を割る」などなど・・・。


先日、薬局に来た患者さんで、とてもややこしいオーダーを持ってきた方が来ました。よくよく話を聞いてみると、一度に3人のホメオパスにかかっており、一人のホメオパスに処方してもらった内容を、また他のホメオパスの意見を聞いたりして、どうしていいかわからないとのこと。
また、処方されたレメディについて色々調べたようで、「こんな毒のもの飲めない!」とも言っていて・・・。最近はオンラインで調べるといろんな情報を得ることが出来、とても便利。でもその反面、きちんと理解していないと混乱することがあるのも事実です。

私がホメオパスに診てもらうようになったときは、ホメオパシーの勉強を始めた頃。私のホメオパスは名前を言ったら調べるだろうと予測して、あえて名前を次のコンサルテーションまで隠してくれていました。調べるときっと自分で調べたことと、実際にレメディを飲んで感じたことをごっちゃに報告してしまいそうだったので、この方があのときの私にはあっていたと思います。今診てもらっているホメオパスは名前を教えてくれますが、コンサルテーションが終わるまで本を開くことはせず、自分の中で感じたことに焦点を置いてホメオパスと話し合うようにしています。

薬局に来た上記の患者さんから、「コンサルテーションしてくれますか?」と言われたけれど、私は「No」と言いました。彼には

  • まずは手元にあるレメディを飲んで、どんなことを感じたかにフォーカスして情報に左右されないこと
  • 感じたことをホメオパスに報告すること
  • Gut feelingでホメオパスを一人に絞ること

をお話しました。この方が彼にとってシンプルで一番良い方法だと思ったから。

数日後に薬局にいらしたときには、「Hiroko~」と声をかけてくれて、とてもスッキリした表情をされていました。よかった・・・。

レメディを処方したときに「私、こんなひとじゃない」などとたまにいわれるときがあります。でもホメオパシーはいろんな角度から分析して、合っているものを処方するもので、その人をジャッジ(批評)しているわけではないのです。人の評価が気になる場合はその人自身が人を信頼できない、など他の様々な問題があることも考えられます。

情報があふれている今日だからこそ、Gut feeling、忘れないで感覚が鈍らないようにしておきたいものです。


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